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2015
08.21

呼吸法について

SIMT  セッション1~3の呼吸法

 

呼吸法の中では、自分の心に起こる様々な作用を観察

していきます。

 

セッション1では、自分の作用(見る、聞く、考える、
感じる等)が働く事により、心の鏡やスクリーンに色々な対象

(映像、音、思考、感覚、感情等)が映る事を観察します。
また、思考をストップするというような、自分の作用を

制御する意志作用を働かせる事を試します。

 

セッション2では、対象に気づいたら、それが何である

かを言葉で表現します。

これが心理現象に名前をつける課題です。これによって、

様々な対象同士が、どんなふうに関係し合っているかに

気がつくでしょう。

 

特に、私達にとって、言葉つまり思考の影響は大きいの

です。思考は、色々な感情や症状ともつながっています。

そこで、自分を苦しめる思考や無用な思考は、ストップ

します。

そのためには、自分の心理現象に気づく事が必要です。

そして、思考をストップする時に働くのが意志作用です。

感情や気分はすぐには止められません。でも、意志作用を

働かせる事によって、思考は止める事ができます。

ここで気をつける事は、決して無理に止めないという事

です。闘ったり逃げたり、押し込めようとすると、結局は

考え続ける事になり、逆効果です。

そこで、意識を呼吸に戻す事で、思考をそのまま穏やかに

手放します。そして、そのために呼吸法では、注意を自由

に使うスキルを練習していきます。

 

このように、様々な心理現象が現れても、それらは変化

していくものである事、思考を手放す事でつながりを解消

する事ができるものである事が分かります。

たとえ、辛い心理現象が現れたとしても、脅かされない

大丈夫な自分を見つける事ができるでしょう。

 

上記の事を別の側面から見てみましょう。苦痛となる

心理現象が現れている時、私達の脳の中では、ストレス

反応が起こっています。ストレスが大きいと、交感神経が

優位となり自律神経のバランスが崩れます。

また、扁桃体が活発に働き、ストレスホルモンを出す回路

が作動します。脳科学の研究では、このホルモンが出る事

により、私達が物事を論理的に考えたり、意欲を出したり
ワーキングメモリーを働かせたりする前頭葉等の脳神経

細胞が傷つく事が分かっています。

 

このような状態が続くと、扁桃体は過活動となり、少し

の刺激でも反応するようになります。扁桃体を鎮めるには

ストレス反応を少なくする事が必要です。

それために、自分を苦しめる思考をストップし、辛い感情

や症状とのつながりを解除していきます。

 

さらに呼吸法をおこなう事は、副交感神経を活性化させ、

自律神経症状も緩和します。

 

 瞑想をしている状態は、自分の作用を観察し、それらを

制御していますので、意志作用を活発に働かせている状態

といえるでしょう。瞑想をたくさんすると、脳の前頭前野

が活性化し、厚みが増すと言われています。

前頭前野は、扁桃体の活動を抑える働きがあります。

ですから、前頭前野を意識的に働かせる事も、扁桃体を

鎮める効果が期待できます。

 

そのために、SIMTでは脳トレや運動を課題に盛り込んで

います。会話や人と一緒におこなう活動も同様の効果が

期待できます。

 

これらの事を踏まえて、「いま、ここ、自分」を観察

していきます。

 

今ここだけに意識を向けるというと、少し刹那的に聞こえ

るかもしれません。しかし、現実に生きている中で、私達

は、人生の希望や自分の価値を置く生き方、目標を持って

います。

それにつながる「いま、ここ、自分」です。

 

辛い事も思い通りにならない現実もたくさんあります。

自分が起こしたのではない状況は自由に変えられません。

それは、そのまま受け入れます。

そして、目標に向かって、自分は今ここで、どんな意志

作用を起こすかを自由に選択し、行動していく事ができる
のです。

 

セッション3は、感情の観察が主となります。

セッション2の心理現象に名前をつけるという課題を

継続しながら、その中で、特に感情に注目して観察して

いきます。

 

よく現れる感情には、ニックネームをつけてみても良い

でしょう。

不調が改善しにくい場合、過去(当日、先刻、数日前)

の出来事の想起、または今起きている出来事や症状などを

きっかけにして、不快、あるいは否定的な長い思考に入り

込むという事がよくあるようです。

その思考から感情が生まれ、ストレス反応が起こります。

その事を理解し、想起や症状とつながっている思考に早く

気づいてストップし、自分の目標に向かった事に意識を

向けて行動していく事を試していきます。

 

また、セッション3では、症状に対処する呼吸法もおこ

なっていきます。

自分自身の症状や課題について、取り組んでいきますので

簡単ではありませんし、辛くなる事もあるでしょう。

少しずつでも継続してみます。

 

マインドフルネスの心得として、ジョン・カバットジン

博士は以下の事を上げています。

     1.評価や判断を保留する事

     2.焦らない事

     3.初心を忘れない事

     4.信頼する事

     5.頑張らない事

     6.受け入れる事

     7.手放す事

このような態度で、ご自分のペースを作りながら、進め

ていきましょう。










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